とりあえずね、自己啓発系のなにがしんどいって、うさんくさ100%のセミナー臭がするとこなんよ
私は文句を言いたい!この本ねめちゃくちゃわかりやすい言葉で書いてくれているんです。
ただね、もう同じ言葉が羅列する、羅列する。だからカントかヘーゲルかってぐらい難解に感じた(個人の見解です)
でもなんでこの本に興味を持ったのか、それは常識の否定が面白かったからなんだよね
「一生続けられること」でなければいけないは間違い。
やりたいことを見つけた時には運命的な管轄があるは間違い
「人のためになること」でないといけないは間違い
見つけるには「たくさん行動する」しかないは間違い
やりたいことが仕事にならないは間違い
好きなことをして稼ぐという幻想を持つなよと
はぁーーーー面白い。
そうそう、そうなんだよね。自己啓発は読んでも、その時は触発されるけどすぐに行動に移さない。継続することが出来ない。なにを学んだか忘れてネトフリ見て、TwitterのTL追って、糖質接種して、寝て起きたら、また同じような日々を歩いてる。
それは、自分という対象を理解していないからなんだよっと本書では伝えてくれてる。
そんな自己理解メソッドについて、実際に書いてみる。そしてこれすらやらない人がほとんどなんだけど、思ってた以上に自分の解像度を人は測れていない。知らないのに自分がやりたいことは見つけたいという。思考が破綻しているのだ。自己啓発することで、行動できるのではない。行動することで自己啓発につながるのだ。
価値観
Q1 尊敬する人は?
Q2 思春期に影響の大きい経験は?
Q3 社会に足りないものは?
Q4 (周囲に聞く)「何を大切にしてそう」か?
Q5 (他人に助言)伝えたい行動は?
尊敬する人が身近にいない。でもこんな私にも朗報です。好きなキャラクターでもいいんだってさ。大事なのはなぜ好きなんだろうと深く理解すること。
一休さんと、コナンくんと、岸辺露伴の中間ぐらいのポーズで考える。考える。考える。
んー。あまりに個人的だけど、浅田次郎の小説に出てくるキャラクターが好きだ。
特に天切り松シリーズという、明治から大正昭和を生きた江戸の盗賊を描いた物語に登場する人物が、これまた全員カッコイイ。
仁義だ人情だ浪花節だとか、もう流行ることもなければ、寅次郎がリメイクされる未来はないんだろうけど、義理堅いとか、江戸っ子気質に惹かれるとか、どうも形容する言葉としてはしっくりこない。
じゃあなんだと言うと、とりあえず粋なんだよね。粋って江戸前の美学、美意識なんだけど、武士道とは全然違う価値観で、色気がある。
あとは白州次郎が好き。奥さんの正子さんもなにかにつけて次郎が「プリンシンプルがープリンシンプルがー」と毎日うるさかったと供述しているけど、原理、原則を自分でもつこと。これもまた生き方が粋だなって感じる。
会えるメンターではないけど、憧れの対象が明確化していれば自分の価値観は見えやすい。
例えばSNSは共感の面を多く取りに行くゲームだと思うけど、承認欲求を満たすマネジメントが出来ていない人も多くいて、不平をハケ口にしたり、弱い立場に変わったら人を攻撃したりしたり、相容れない価値観にハンマーを振り上げたり、どうだとばかりに正義を振りかざす。どんな主義を主張してもいいんだけど、それを見ててもとてもじゃないが粋な人じゃないと思うから、真似をすることも、これからも共感することもないだろうなぁと思うとか
天切り松の小説は今度ブログでとりあげてみようっと
才能
Q1 一番充実していた体験は?
Q2 最近イラッとしたこと
Q3 (周囲に聞く)自分の長所は?
Q4 (仕事をやめたとして)もっとやりたかった部分は?
Q5 これまでに成果を出してきたこと
同著者の本で、世界一やさしい「才能」の見つけ方という本もある。そこで言っていたのは才能とは「ついやってしまう」ことであり、憧れや好きとは別ということだ。
成功者が語る成功のメソッドは、あなたには結びつかない。そこにあるのはただの他者の視点だ。
自分の成功法則は、あなたの過去の実体験にあるといういうのだ。
面白いなって思ったのは最近イラッとしたこと、というクエスチョン。そのことに強いこだわりをもっているからこそ、他者の行動や発言が気になる。ひとこと言いたくなるのだ。意識しないで考えてしまっていることと言い換えていいだろう。
「ついやってしまうこと」「つい考えてしまうこと」が自分の才能であり、それを複数掛け合わせることで、自分が活かせる才能に初めて気づくのである。細かい実現手段は考えてはいけない。好きなことの前に得意なことから見つける必要があるんだ。
情熱
Q1 お金を払ってでも勉強したいのものは?
Q2 本棚にはどんなジャンルがある?
Q3 救われたと思うもの、そのジャンルは?
Q4 お礼を言いたい人・仕事は?
Q5 世の中に対して怒りを感じたことは?
これはきっと必要なスキルだからいつか絶対に覚えたい!←だいたい実行されることはないし、途中で挫折するし、仕事にしてしまうと不幸でしかない。
例えば推しがいるなら、もっと知りたいし、もっと親しくなりたいし、四六時中ぺろぺろしたい。なんで?どうして?どうすれば?自然と衝動に現れる、情熱を傾けられるものが自分の好きなことなんです。
例えば同じゲームをしていても、レベル上げが好きな人もいるし、パーティー攻略が好きな人も、ソロ攻略が好きな人もいる。キャラクター、ストーリーが好きな人もいれば、PvPが好きな人もいるのに多様性を認めなかったりする。好きなものと得意なものを掛け合わせたものがやりたいことなんだから他者がどうこう言うものではないんだよね。
レオナル・ド・ダヴィンチ曰く「食欲がないのに食べると健康を害すのと同じように、欲求を伴わない勉強はむしろ記憶を損なう」と言うております。短い勝負では努力も有効な戦略。だっとも、長期的な勝負においては努力は夢中に勝てもはん。夢中というモチベーションを手にすることができるかが大事でごわす。
ただし落とし穴もあって、好きだから、好きな業界の仕事をするは間違いだよーって言うてはります。希望の企業(業界)に入って、こんなはずじゃなかったという人を多く見てきたんちゃいますん?なにをしている時が好きで、どんなところが好きなのかが抜け落ちてしまうから、好きを仕事にすることでギャップが生まれてしまうんよ。
将来これが必要になるから、、、という意図でスキルを取得する。まずは役に立ちそうなことを勉強してそれからやりたいことが見つかったらいいなと考えているからなんだけど、もうそれはやめましょうと言うております。
将来のために生きるよりも、今一番やりたいことを本気で向き合っている方が、ずっとあなたは成長します。あなたが今やりたいことが分からず、迷走しているのだとしたら、それは自分と向き合うのをずっと先延ばしにしてきたからなんです。
人によるかも知れんけど、これは結構救われる言葉だと思う。
成功とは目標を達成することではない。自分らしい今この瞬間を生きることが成功だ。
本書を読み終えたあと、この言葉の意味も字面だけ聞くのとは全然違って響いてくる。
コメント